転ばない自転車は大人用に存在するのか

転ばない自転車は大人用に存在するのか

転ばない自転車は存在するのでしょうか?子供用のペダルがない「ストライダー」ではなく、大人用のです。

自損他損を問わず起こしたくない事故を防止する手立てとして、もしそんなものがあったら画期的ですね。

今回は、2018年3月の段階で分かっている転ばない自転車についての最新情報をまとめたいと思います。

おしゃれな自転車をデザインしよう

転ばない自転車へのニーズ

自転車の安全利用促進委員会がまとめた2017年のリリース(PDF)によると、高齢者の自転車事故について以下のようなことが述べられています。

  • 高齢者の自転車事故は年間約2万件発生
  • 全転倒事故の約半数が高齢者
  • 高齢者の電動アシスト自転車選びのポイントは「軽量」「低重心」がおすすめ

自動車運転免許証の返還が話題になるほど、高齢者の運転事故は社会的に大きな問題になりつつあります。

自転車についても、転ばないようにする運転や自転車車体へのニーズが高まっているようです。

電動アシスト自転車は今や普及が進んでおり、街中で多く見られるようになりました。漕ぎ出し・坂道が楽というのは、力の衰えがちな高齢者にとって有効な機能です。では、軽量で低重心、高齢者向きの電動アシスト自転車というのはあるのでしょうか。

けんきゃくん

けんきゃくんという電動アシスト付き4輪自転車があります。静岡県浜松市の企業、株式会社協栄製作所が2016年に新モデルを発売したもので、以下がポイントです。

  • 停止中でも足をつく必要がない
  • 重心が低く、またぎやすい=乗り降りの際に転ぶ心配が少ない
  • 4輪ならではの抜群の安定感
  • アルミフレームで軽い

価格は税込で¥299,700です。「絶対に倒れない不倒自転車を作りたかった」という想いが込められたけんきゃくんは、「ゆっくり走ることに長けた乗り物」というコンセプトで、上記のような高齢者の不安を払拭するものとなっています。

引きこもりや筋力低下を防止して高齢者の健康寿命を延ばす、注目すべきプロダクトと言えますね。

大人用3輪車

4輪ならもちろん3輪も、転ばない・転びにくい自転車だと言えるでしょう。

後輪が2輪・前輪が1輪で後輪の上にカゴが乗ったタイプは街中で見かけることがあります。逆の、前輪が2輪でその上にカゴが乗ったタイプもあるようです。

電動では、フランスベッド株式会社の電動アシスト三輪自転車ASU-3WT3などがあります。

カゴは比較的大きいものが多いようですから、みかん箱くらいなら入るかもしれません。もちろん、積載のしすぎは転倒を誘発しますので注意が必要です。

HONDAはバイクでやってのけた

自転車ではないですが、本田技研工業株式会社は、転ばない・倒れないバイクを第45回東京モーターショー2017へ、コンセプトモデルとして出品しました。

超低速でも進む姿や、スタンド無しの手放しでも自立するその様は、未来感満載です。

ロボティクス技術を活用したアシスト機構によりマシンのバランスを制御

とのことで、前輪がチョコチョコと動くことで停止状態でも直立を保ちます。

すぐにというわけにはいかないでしょうが、自転車に実装されればまさに転ばない自転車の誕生となるかもしれません。

Kickstarterは夢なかば

世界大手のクラウドファンディングサービスKickstarterで2014年に注目を集めた「Jyrobike」をご存知でしょうか。

子供用の自転車ホイールで、ジャイロを内蔵することで転ばないようになっています。自転車乗りの練習時に転ぶことで生じる怪我や事故を防ぐことがコンセプトです。

メディア掲載も多くあり注目を集めましたが、円滑な出荷に至らず、夢なかばでプロジェクトは途絶えてしまったようです。残念ですね。

進んでいれば自転車は転ばない

進む自転車はなぜ倒れない・転ばないかをご存知ですか?実はこのこと、科学的にみてもなかなか難しい命題だそうです。

2011年に公表された論文(英文)でその定説が覆されたくらいですから、まだまだ研究途上と言えるのかもしれません。

日常で自転車が転んでしまうシチュエーションといえば、発進・転回・停止などの低速時です。進んでいれば安定しています。

低速時でも倒れない自転車が開発されれば、多いに注目を集めることでしょう。

転ばない自転車

現時点での、転ばない自転車についてのまとめは以上です。結局、大人用の転ばない2輪自転車はまだ存在しないと言ってよさそうです。

高齢者はもちろん、自転車に乗り慣れない子供や、新しもの好き・楽をしたい・蕎麦をかつぎたい大人向けに、登場が期待されるところです。

3輪・4輪はありえない!というおしゃれ自転車好きな方は、Cocci Pedaleをチェックしてみてください。

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