乗車回数や距離にもよりますが、新車購入から1年ぐらい経つと、グリップテープの汚れが目立ってきます。
そのまま乗り続けても問題ありませんが、手に触れる部分なだけに、やはり綺麗な方が良いですよね。
今回はグリップテープを交換してみます。
必要な工具は六角レンチ(4〜6mm。トルクレンチ推奨)です。
Cocci Pedale純正のグリップテープの場合、ハンドルバーエンドコルクと巻き方の説明書が付属します。
今回は社外品のロードバイク用グリップテープにしてみましょう。
様々なメーカーから、様々なグリップテープが発売されているので、気に入った色や柄、材質のものを選んでくださいね。
今回はスタッフの私物の余っていたグリップテープを使っちゃいます。
まずは、車体からハンドルをステムごと外します。
ブレーキレバーをハンドルから取り外しましょう。
4mmもしくは5mmの六角レンチで外します。(製造時期によって異なる場合があります)
↑こちらは5mmの六角レンチ。
↑こちらは4mmの六角レンチを使用します。ブレーキレバーの形に注意してください。
ネジは無くさないようにしてくださいね。
続いて、車体からステムを外しますが、内装3速ギア、内装5速ギアを装着している場合、シフトレバーのネジを緩めるのをお忘れなく。
シフトレバーは5mm、ステムのネジは6mmの六角レンチを使用します。
ハンドルとステムだけになりました。ハンドルとステムは外さなくて大丈夫です。
ここからは初めてだとちょっと難しいので、座って作業しましょう。
巻いてあるグリップテープを剥がします。
ステム側に透明のテープが巻いてあるので、これを剥がすとグリップテープも剥がせるようになりますが、巻き終わり・巻き始めに目印をつけておくと、ちょっと便利です。
グリップテープを剥がした後は、両面テープが残る場合もありますが、パーツクリーナーやジッポーオイルで簡単に剥がせます。
ハンドルが綺麗になったら、新しいグリップテープの用意をしましょう。
ロードバイク用のグリップテープは、ドロップハンドルの端から巻けるようになっており、2本入っています。
今回は元々巻いていた分と同じぐらいの幅にしたいので、使うのは1本だけ。思い切って半分に切ってください。後で長さは調整します。
↑切る前の状態です。
↑半分に切った後。
ハサミはこの後、また使うので、手元に置いておきましょう。
グリップテープにはエンドテープが付属しますが、今回はビニールテープで代用しちゃいます。
今回はグリップテープの裏に両面テープが貼ってあるタイプですが、両面テープがない場合もあります。
しかし、意外とズレないので、両面テープ無しでも大丈夫。
不安だったら、巻き始めにだけ貼ったり、ビニールテープで巻き始めを押さえてもOKです。
巻き始めの部分は斜めにカットしましょう。
Cocci Pedaleではジグを使っていますが、今回は使わずにやってみます。
グリップテープを巻く方向は、外から内側に向かって、ハンドルの下から前に向かって巻きます。
巻き終わりがハンドルの下に来た時、前向きで終わるように。
この画像だと、ハンドルは裏返しになっているので、見た目上は巻き終わりがハンドルの上で前向きになっています。
それでは、実際に巻いていきましょう。
Cocci Pedale純正よりも少し長いので、この点は少し工夫が必要ですが、長い分には後で調整できるので大丈夫です。
今回は純正より少し巻き幅を広くしたいので、ブルホーンハンドルの曲がっているところを巻き始めにします。
巻き始めの部分は、2周目、3周目の下になるように、ハンドルの外に向かって巻き始めるようなイメージです。
グリップテープを巻くコツは、少し引っ張りながら巻くこと。
グリップテープは意外と丈夫なので、簡単にはちぎれません。
巻き終わりに近づいてきたら、再びハサミの出番です。
まだ随分余っていると思いますが、これ以上は不要なので、1周分ぐらいだけ残して切っちゃいましょう。
切った後は、巻き終わり部分を斜めに切ります。
巻き終わり部分はグイッと引っ張りながら巻くと、巻き終わりが綺麗になります。
最後に、ビニールテープを巻き終わりの上から巻いて完成。
ビニールテープは引っ張らずに、乗せるイメージで巻いてください。
反対側も同様に巻くと、完成です。
車体にハンドルを戻し、ブレーキレバーやシフトレバーを取り付けて完成です。
ステムと車体は24N/mで締め付けます。トルクレンチがあると確実です。
グリップテープは色や柄だけでなく、握り心地が変わる他、振動吸収に優れるタイプもあるので、色々試してみてくださいね。