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設計がキモ!Cocci Pedale開発ストーリー2

設計がキモ!Cocci Pedale開発ストーリー2

設計がキモ!Cocci Pedale開発ストーリー2

Cocci Pedaleをベースに「おしゃれ」を楽しんで頂く為に、ベースの自転車設計は「邪魔なものを省く」、「線を綺麗に保つ」ことを念頭に取り掛かりました。(前回はこちら)

 

1, 余分なもの

自転車のラインを際立たせるため、フレームのラインを邪魔している「ブレーキ」や「配線を極力見えない存在にすることに拘りました。後輪ブレーキをクランク部へ配置し、ブレーキ&ギヤワイヤをダウンチューブに通すことで、後輪がすっきり見え、ワイヤ類が見えないシンプルなラインを成型致しました。


2, 美しいフレームライン

次に取り掛かったのが、フレームのラインそのもの。世の中の自転車の多くが強度上の問題からトップチューブ、ダウンチューブ、シートチューブの太さを変えています。その為、ラインの太さが要所要所で変わってしまい、綺麗さに欠けていました。Cocci Pedaleは全てのチューブの太さを同一に設計しています。それぞれのチューブ自体の厚みを変える事で強度を保ち、ラインの美しさと強靭さを同居させています。

    3,フレームアングル

    フレームのラインがちぐはぐにならないよう、ラインが極力平行になるような設計にしています。トップチューブは地面と平行に、シートチューブとヘッドチューブ/フォークも出来る限り平行に設計されています。これにより縦、横のラインが均一に見え、美しさが助長されています。


    4,ラインの繋ぎ目

    近年の自転車の多くが半自動溶接と呼ばれる溶接方式を採用しています。半自動溶接は接合部が密接せずとも接合することができ、生産効率は上がりますが、どうしても溶接部分が太く、ごつくなってしまいます。Cocci Pedaleは細く綺麗なラインを保つため、TIG溶接を採用しています。TIG溶接は接合部に隙間があると結合することができず、コンマ数ミリの隙間も許されない職人技の溶接術です。これにより、細く綺麗な印象を繋ぎ目にも与えています。

       

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