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自転車スタンドの種類とクロスバイク用おすすめの選び方

自転車スタンドの種類とクロスバイク用おすすめの選び方

自転車スタンドの種類とクロスバイク用おすすめの選び方

 

今日は日常使いの街乗り自転車には必要不可欠と言っても過言ではない、「自転車のスタンド」について紹介したいと思います。

まず始めに、ロードバイクは軽量化、長距離を走行することを考えており、頻度の高い駐停車を想定していません。ですので、スタンドの必要性が低くほとんどのロードバイクはスタンドを装着していません。

スタンドの有る無しでどう変わる?

ロードバイクを除いたクロスバイクでのスタンドの有無のメリット、デメリットを挙げてみます。

  • メリット : 駐停車の際に自転車が倒れることなく自立できます、自転車本体をどこかに立てかける必要がなくフレームその他パーツに傷がつきません
  • デメリット : 自転車のデザインに干渉し邪魔してしまいます、装着の際フレームに傷が入る種類のスタンドがあります

クロスバイクのほとんどがスタンドを装着しています。これはやはり、クロスバイクの使用用途が街乗りであり、乗ることが目的だけのロードバイクとは違うということです。

街乗りではただポタリングするだけでなく、途中美味しいコーヒー屋さんを見つけたら立ち寄りますし、買い物、通勤、通学が目的で自転車を走らせ、駐停車することがほとんどです。ですのでスタンドの装着は必須と言えるでしょう。

しかし、中にはデメリットで挙げた「自転車のデザイン、外観を損なわないため」にスタンドを装着しないクロスバイクが存在します。駐停車の際は壁に立てかけたり、寝かしたりします。もちろん各パーツが傷つきますし、多くの駐輪場ではこのような駐車ができないので場所を考えてのスタンドの装着をおすすめします。

自転車スタンドの種類

自転車スタンドの種類は大きく分けて3つに大別できます。

  • サイドスタンド
  • センタースタンド
  • 両立スタンド

サイドスタンド

クロスバイクではこちらが一番普及している種類です。後輪のハブ付近に装着し、片側に足が一本出るタイプです。カゴがあるタイプの自転車ですとしっかりと抑えないと前輪が動き、不安定です。

センタースタンド

BB(ボトムブラケット)、ペダルの付け根付近に装着し、自転車の中心(重心)から自転車を支える構造です。片側に足が一本出るタイプ、片側に足が2本収まり、停車の際は2本に広がるタイプ等があります。

サイドスタンドよりも安定性がありますが、クランク(ペダルが付いた棒)に干渉するため、駐停車の際はペダルの位置に注意が必要です。なお、センタースタンドはフレームに沿って上手く収まり、走行時はなるべく外観を損ねない構造になっています。※ペダルの干渉により、装着できない自転車があります。

両立スタンド

シティサイクル(ママチャリ)でもっとも採用されている種類です。後輪のハブ両サイドで固定するコの字タイプのスタンドです。停車の際はスタンドを地面に付け、後輪を待ち上げスタンドをタイヤの下に回しこみます。

片側1本足タイプのスタンドとは違い、自転車本体をスタンド2点で支えますので安定感はもっとも高いです。カゴが必須のシティサイクルでは理にかなった構造のスタンドと言えるでしょう。しかし、構造上重量は重く、スタンド自体の存在感が非常にあります。

クロスバイク用スタンドのおすすめの選び方

まずメリット、デメリットを踏まえてのスタンド装着の必要不必要の判断。

必要と判断したのであれば使用用途、スタンド自体の見た目、スタンドを装着した際の自転車の見た目でスタンドを選択していくことが良いでしょう。カゴの有無は大きな決定要因になるかもしれません。

ひとまず、迷ったらサイドスタンドを装着しましょう。まず間違いなくクロスバイクには装着可能です。自身の自転車のサイズを確認することを忘れずに。26インチ、27インチ、650c、700cなどがクロスバイクでは多いサイズです。

タイヤの側面に記載してありますので要チェックです。クロスバイクのフォルム、デザインが好きで、なるべくシンプルに自転車を保ちたいが利便性も確保したい人にはセンタースタンドです。少し重くなってしまいますが、2本足センタースタンドは安定性が高くおすすめです。

カゴを多用し、重さ、デザイン共に気にしない人は両立スタンドをおすすめします。

Cocci Pedaleが辿り着いたスタンド

Cocci Pedaleはスタンドの装着が標準ではありません。その理由は美しさを追求したデザイン、フォルムをスタンドが邪魔してしまうからです。

しかし、実際に街乗りで回数を重ねる駐停車。フレームへの傷、駐停車の場所探し等煩わしさが解消されるならばスタンドの存在価値は高いものです。

そこで見つけたスタンドがシンプルなセンタースタンドです。

もともとペダル、チェーン、ブレーキ等パーツが集まった場所に装着することでスタンドの存在感を消しています。利便性と美しさの両立を妥協することなく追求した結果、他にはないクロスバイクが完成しました。

クロスバイクを購入した際に多くの自転車は当たり前のようにもともと上記のスタンドが装着されていることと思います。しかし、自分の自転車の使用用途を今一度省みてみてください。

スタンドに注目すると新しい発見があり、より快適な自転車ライフに変更できる可能性があるかもしれません。

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