自転車の塗装は簡単DIYできる!? Cocci Pedaleの理想形とは
自転車にとって、いやこの世界全てのものにとって非常に身近にあり、思っているよりも私たちの生活に非常に貢献している塗装についてまとめてみました。
塗装の基礎知識、Cocci Pedaleのたどり着いた理想形、そして簡単DIY塗装について紹介します。
知っておきたい塗装のキソ
皆さんはどんなものに塗装が施されているかご存知でしょうか?
塗装には保護・装飾等の役割があります。モノに塗装をすることにより耐久性は上がり、長い時間性能を保ちつつ使用することができます。
例えば建築業界では塗装が非常に大切な技術となってきます。塗装を施さないと天候の影響により劣化がみるみる進みます。「鉄」などは非常に強く、長い時間その強さを保持できる材質ですが、塗装で保護しなければすぐに錆びて朽ちていくのは皆さんご存知でしょう。
その鉄で構成された製品の一つに自転車があります。
建築と同じように屋外での使用を想定していて、製品の劣化状態が天候に大きく左右されます。最近では錆びが目立たないアルミ、錆びないカーボンなどで構成された自転車が多く見られますが、装飾目的でほぼ100%の自転車が塗装を施しています。
Cocci Pedaleの自転車はフレームがハイテンションスチール(鋼材)で構成されています。鉄と同じように錆びるので塗装が必須です。
その他のパーツはアルミで構成されていますが、実はアルミも錆びるのでCocci Pedaleは塗装しています。アルミは白錆びといって、表面にくすんだように錆びが発生します。アルミは錆びないと聞いたことがある人もいるかもしれませんが、見た目にはわからないのでそのように言われています。また、鉄と違い、侵食する錆びではないので放っておいても問題ないとされています。
たどり着いた塗装の理想形
Cocci Pedaleの塗装の様子を一部お伝えします。
塗装の基本である、下処理からです。塗装の全ては下処理で決まると言っても過言ではありません。脱脂・異物除去・傷チェック・足付け・プライマー処理・埃除去等、肝心の塗料を使用する前に数々の工程があります。
これらを妥協することなく、一台一台丁寧に処理していきます。
そしてCocci Pedaleが使用する塗料が粉体塗料です。溶剤等を使用しない非常に環境に配慮した塗料です。そして一般的な塗料に対してとても塗膜が厚く、強固な塗料です。
静電気をまとった粉状の塗料が自転車パーツにまとわりつき、180度の高温で焼き付けることにより塗料が定着、硬化する塗装方法です。これにより、ムラのない綺麗な塗膜が簡単にできるようになりました。まさに塗装の理想形です。
粉体塗料は溶剤を使用しておらず、また、扱いも簡単なのでご家庭でも塗装できてしまう塗装方法です。最近ではインターネットでも粉体塗料が少量から手に入るようですのでDIYとして塗装を始めてみるのもよいかもしれません。
自転車の塗装は簡単DIYできる!?
栓抜きを例にとって、粉体塗装の簡単なDIY方法をまとめてみました。
1)素材を脱脂します。
2)粉体塗料をまぶします。
3)オーブンで焼きます。熱に耐えられる素材で塗装を楽しみましょう(200度設定で30分ほど。粉体塗料によって設定温度・焼き時間が異なります)。
4)冷まします。
こんなに簡単に塗装が楽しめるなら今度は自転車も!
Cocci Pedale秦野工場では簡単な塗装も体験できますのでぜひご連絡ください。自身の自転車を自分で塗装したい人へもご相談にのりますよ。