クロスバイク初心者の女性が自転車通勤を始める前に
クロスバイクに初めて乗った時、その“走れる”爽快感に驚きます。
レジャーで楽しむのはもちろんですが、毎日の通勤・通学に自転車を使ってみたくなる人も多いようです。
クロスバイク初心者の方で特に女性に、クロスバイクでの自転車通勤について知っておいてほしいことをまとめました!
知らないでは済まない!交通ルール
クロスバイクに限らず、自転車に乗っているなら知っておかないといけないのが交通ルール。車の免許を持っている方なら教習所で習うこともありますが、自転車独自で知っておかないといけないポイントも増えてきています。
- 車道が原則!歩道はダメ : 一部例外を除いて、自転車は車道を走るのが大原則。車と同じ向きの左側通行です
- 二段階右折 : 車のように交差点をまたいでの右折はできません。一旦反対側へ渡り、直角に向きを変えて逆方向へ渡る二段階右折が基本です
- その他 : 飲酒運転はもちろん、二人乗り、並進走行、夜の無灯火、イヤホン使用、携帯(スマホ)使用、傘差し運転などすべて禁止です
ちょっとくらいと軽くやってしまいそうなことでも、全て罰則が与えられることになります。車とかあんまり詳しくないからー、という女性も多いかもしれませんが、知らなかったでは済まされません。事前にチェックしておきましょう。
クロスバイクだからこその悩み
一般的なママチャリよりスピードが出るクロスバイクは、グングン漕いで進めます。漕ぎやすい分、運動量が増えてたくさん汗を掻きます。
女性にとって自転車通勤で困るのが、この汗の対策ですね。
季節によって、また個人差はありますが、クロスバイクを漕ぎ続けた時の距離別に体の変化を記録してみました。条件は、3月中旬で外気温が17度前後、薄手のウインドブレーカーを着用し時速15kmほどでの走行です。
- ~05㎞(約15分間) : 体が温かくなって顔が火照るくらい、汗は額ににじむ程度
- ~10㎞(約45分間) : かなり体が熱くなり、止まると顔から汗がぶわっと出る感じ
- ~15㎞(約60分間) : 頭皮、顔から流れるくらい汗が出る、心拍数も上がっている、背中や腰・脇まで全体的に汗をかく
ということで、勤め先までの距離が10km以上の場合は着替えがあった方が安心、と言えそうです。真夏ならどんな距離でも着替えはあった方が良いですね。
自転車は、乗っている間は風を受けるのでそんなに汗を感じませんが、止まって降りた後からじわじわと不快になっていきます。暑いからと言って露出が多い服装にするのは、ケガなどに繋がり危険なので、下に着るもので温度の調整と汗対策ができるのが望ましいでしょう。
服装についてはこちらも参考に。
自転車通勤に!2段階メイクアップ術
少しの距離でも運動になっているので、顔だけ汗をかくという方もいると思います。
特に自転車通勤を考えている女性には、乗る前は日焼け止め、降りてから本気メイクの2段階がおすすめです。
車や電車と異なり、自転車走行では相当な日差しを受けます。自転車初心者の女性に一番注力してほしいのが日焼け対策です。
どうしてもばっちりメイクは崩れてしまうので、日焼け止めだけはしっかりと対策し、着替えと一緒にメイクも到着後に完成させる、という方法がキレイを保てるでしょう。
迷子?ルート確認走行がおすすめ
毎日通っている道を自転車で走行すると、思いもよらぬ方向勘違いが起きるかもしれません。車よりも細い道も通れる分、近道と思って入った道が逆方向を向いていた、なんてこともあり得ます。
朝の通勤で道に迷えば、焦ってパニック必須です。
そうならないためにも、一度休日にルートを確かめる“確認走行”をしておくのがおすすめです。一度往復しておけば、ルートも時間も把握できて安心です。
忘れちゃいけない!自転車通勤の確認ゴト
自分の準備はもちろん大切ですが、勤め先の理解についても事前に確認しておきましょう。
- そもそも自転車通勤が許可されているのか
- 駐輪場の有無、許可の必要性
- 駐輪場がない場合はどこに停めるか
- 保険加入の必要性など
女性ならどこでも着替えができるわけではないので、着替える場所や荷物の置き場も確保できていると安心ですね。
できればさらに安心!自転車修理
クロスバイクは走行性能が高い分、タイヤが細いので状況によってはパンクしやすいです。
事前に空気をチェックしたり、なるべく段差を避けて走行したり、アクシデントを未然に防ぐ心構えがあるといいですね。
レジャーなら予定を変更するだけで済みますが、通勤なら後の予定に響くと大変です。パンクなどの急なアクシデントに対応できるスキルがあると尚良し!
休みの日にメンテナンスついでに練習してみるといいかもしれません。どうしても自分では難しいという方は、最寄りの自転車屋さんをリサーチしておきましょう。
まさかに備えて!あったらいいアイテム
基本的な荷物の他に、自転車通勤に備えておくと便利なものを紹介します。
- 懐中電灯 : 夜間走行がある人に、急な故障で役立つので小さなものでもあると便利
- 交換用タイヤチューブ : パンク時に、交換用のタイヤチューブがあると入れ替えるだけ。時間短縮できるため、急いでいる通勤時にあると便利(パンク穴を修理する工程は持ち帰ってやればOK!)
- レインコートやレインバッグ : 急な雨の時に、小さくたためるレインコートなどがあると一時しのぎできる
荷物は濡れるので、濡れたものをまとめられるバッグなどがあると便利。
新しいことをはじめる前には、いろいろと準備や確認ゴトが多いのは自転車に限りません。継続してくると慣れて面倒には感じなくなることも多いです。
自転車通勤を楽しんで
特に女性は、時間に余裕を持つことが大切です。
メイクや着替えなど男性より時間がかかることが多い分、それを見据えた時間配分を心がけましょう。自転車通勤のために早起きになれば、肌の調子も良くなるかも?しれませんね。
お肌だけでなく、朝から適度な運動になる自転車通勤は、頭の中がクリアになります。
心と身体の健康にいいことは間違いなしです!
自転車の“走り”を楽しめるクロスバイクで、女性も毎日の通勤を楽しみましょう!