自転車通勤を雨でも快適にする必須アイテムはこれ
新生活で自転車通勤を始める方の多くなる時期。健康に良いとされ、お財布にも優しい自転車通勤を楽しみたいですよね。
でも、いつも良いお天気とは限りません。
天候の影響を受けやすいのが、自転車通勤の大きなデメリットです。
雨でも自転車に乗る、乗らない?
濡れて不快、冷えて風邪をひくなど体調への影響を一番に考えてしまいますが、雨は走行面で危険な要素が多いことにも注意したいですね。
視界が悪くなる
雨に遮られるので視界がとても悪くなります。自転車で走る自分自身だけでなく、車を運転する人、傘をさす歩行者の視界も悪くなるため、周囲への注意を増やさないといけません。
明るさも無くなる夜間の自転車走行は、特に注意が必要です。
滑りやすくなる
タイヤは濡れるとグリップ力が落ちスリップします。咄嗟に急ブレーキをかけても止まれない、さらに滑って転倒なんてことにもなりかねません。前述の視界不良もあるため、通常よりゆっくり走行しないと危険です。
マンホールの上や道路上の白線なども滑りやすいので、避けた方がいいです。
危険が増える雨の日の自転車走行。小雨以外は、基本的に自転車通勤はお休みした方が安全ですね。
仕事で使う書類やPCなどの電子機器を鞄に入れて自転車通勤をする方もいると思います。大切なものを守るためにも、より安全な判断をしてください。
雨の自転車通勤必須アイテム
お住まいの事情によっては、自転車通勤以外の手段がないという方も少なくありません。
雨で自転車に乗る以上、全く濡れないというのは難しいですが、少しでも不快感を減らし、さらに安全に乗るために工夫したいですよね。
まずは絶対外せない必須アイテム4つはこちらです。
レインコート
上から被るだけのポンチョタイプやロングコート型、上下別のセパレートタイプなどがあります。
それぞれメリット、デメリットがあり、乗る自転車のタイプや距離によっても選び方は変わってきます。
ポンチョやロングコートは手軽に着られますが、タイヤに巻き込まれたり風であおられたりすることがあるのに注意です。
割とスピードが出るスポーツタイプの自転車には、セパレートタイプのレインコートがおすすめです。ズボン型で足が動かしやすく、巻き込まれる心配もありません。
最近ではデザイン性の高いものも出てきているので、おしゃれなものを探して快適に乗りたいですね。
手袋
雨に濡れると体、特に手や足など末端が冷えます。寒くてかじかんでしまうと運転操作に支障が出てとても危険です。
手袋は特に専門性の高いものをおすすめします。せっかく防水機能が高くても、分厚くてグリップを握れないと意味がありません。
操作性が良くなるよう工夫された自転車用の防水手袋が安心です。「冬の自転車を楽しくするおしゃれ手袋を選ぶ前に」もチェックしてみてください。
防水靴
通勤のための靴で雨の日に自転車に乗ると一日中ぐっしょり不快ですよね。
防水と言えばレインブーツ、ですが自転車を漕ぐのには向いていないことが多いです。足首を固定されると漕ぎにくいですよね。信号待ちなどで止まる時も疲れてしまいます。
女性でも山登りを気軽に楽しむブームなどがあったおかげで、最近では、防水機能がついたおしゃれな靴がたくさん出ています。見た目は普通のシューズと変わらないことも多く、そのまま仕事で使えるメリットもあります。
他に、いつもの靴にかけるレインシューズカバーなどもありますね。使いやすい柄や色が選べるようなので、お気に入りのカバーで足元を守るのも楽しいです。
防水バッグ
いつも使うバッグにカバーをかける方法もありますが、着替えや仕事で使う大切なアイテムなどを濡らさないように安心して使えるのが防水バッグです。
最近では、雨の日以外でも普通に使えそうなおしゃれなデザインのものがたくさんあります。色や大きさも幅広く展開されているので、仕事の内容や着替えの必要量によって選べるのも魅力です。
一概には言えませんが、値段相応に防水効果は高まる傾向にあります。自転車通勤のためだけにせず、キャンプやツーリング用など他の趣味と併用して使えるなら、値段が張っても防水効果が高いものを選んだ方がいいかもしれません。
実はこれも欠かせない!準必須アイテム
自転車で走行するのに必須なアイテム以外にも、忘れがちな必要アイテムがいくつかあります。
泥除け
特にスポーツタイプの自転車で、標準装備に泥除けが付いていないことが多いです。気づかずに乗ると、乗り終えた時に背中が泥だらけなんてことも。
簡易に付けられて、必要のない時は外せるタイプなどもあるので、好みのものを探してみてください。Cocci Pedaleのオプションにもあります。
お掃除セット
雨の日に乗った自転車はとても汚れます。そのままにしておくと汚れが溜まり続け、さらに汚れていきます。
シティサイクル(ママチャリ)は多少そのままでも汚れるだけで乗れますが、クロスバイクやロードバイクなど錆びやすいパーツが多いタイプは、汚れや残った水分が大敵です。さっと拭くだけでも後々違ってくるので、簡単なメンテナンスセットは常に用意しておきたいですね。
防水スプレー
いつ降るかわからない雨のために、何でもかんでも新しく買いそろえるのは難しいです。
そんな時に便利なのが防水スプレーです。長持ちはしませんが、乗るたびに必要なところで防水できるのは便利ですよね。
折りたたみ傘
万全な防水対策で自転車通勤をこなしても、自転車置き場から移動距離がある場合などにせっかく濡れずに済んだ後傘が無くて濡れた、、、なんてことが無いように小さな折りたたみ傘を持っておくと便利です。
どんな場合でも、傘差しの自転車運転は大変危険なので絶対にNGです。
まずは安全が第一
新生活のためにお気に入りの自転車を準備したいと考えている方も多いと思います。天候に備えたおしゃれなアイテムもいろいろ探してみてください。
どんな気候でも、まずは安全が第一に優先です。お気に入りの雨対策アイテムを揃えたからといって、大雨で無理に乗るようなことはやめましょう。
安全で快適な自転車通勤を楽しんでください!