自転車メンテンナンスの初歩!トルク・圧力・チェーンは必須かも
自転車にはネジ機構や圧力が掛かる箇所がいくつもあります。ご自分でメンテナンスをされる方も、自転車店へお持ち頂く場合もその箇所ごとの適正な値で締めたり、圧力を掛けたりする必要があります。
そこで今回はどの箇所にどの様なトルクや圧力を使うのが適当かをご説明させて頂きます。(以下はCocci Pedale特有の数値ですので、他の自転車については各メーカーにお問い合わせ下さい)
取付部1 | 取付部2 | 取付部トルク(Nm) |
ステム | フロントフォーク | 24 |
ステム | ハンドル | 24-40(ハンドル種類により異なる) |
前輪ハブ | フロントフォーク | 15 |
ペダル | クランク | 35 |
フレーム | シートポストクランプ | 10 |
ハンドル | ブレーキレバー | 6-8 |
クランク | ボトムブラケット | 55 |
後輪ハブ | リアエンド | 20 |
ブレーキ | フレーム | 8 |
ブレーキ | ブレーキシュー | 6 |
トルク管理
トルクレンチを使用し、各接合部のトルクが適正値になる様に締め付けていきます。ペダルの様に左右逆ネジとなっている箇所もありますので、新たにトルクレンチをご購入される場合は、片方向だけでなく、両方向測定可能なトルクレンチを選びましょう。ちなみにペダルのトルク管理は特殊な工具が必要となるため、無い場合は自転車店にて頼みましょう。
圧力測定場所 | 圧力 |
スポークテンション | 400-550N |
タイヤ空気圧(上限:630kPa) | 600kPa |
圧力管理
スポークテンションは乗っているうちに徐々にゆるくなってきます。特に後輪には負荷が掛かりやすいため、少なくとも年に1度はチェックするように心がけましょう。スポークテンションは専用のテンションメーターが無いと測れないため、自転車店にお寄りの際にチェックしてみると良いと思います。タイヤの空気圧に関しては上限は630kPa(600kPaは推奨値)ですので絶対にそれ以上の空気注入は避けて下さい。パンクの原因となったり、タイヤやチューブのゴム繊維が伸びてしまったりして危険です。
チェーンのたるみ
チェーンも乗っているうちに徐々に緩みが発生してきます。緩みがひどくなると、ギーギーと音がするようになったり、ひどい場合には乗っている最中に外れてしまうこともあります。チェーンの調整の目安は手でチェーンを持ち上げた際に2cm以上動いてしまうようであれば必ずチェーン引きボルトを締め直しましょう。
チェーン引きボルトは両側均等に締めていき、タイヤがフレームの中心線とズレていないかを確認しながら締めていく必要があります。今後もメンテナンスについて記載していきますのでご要望等ございましたらご連絡下さいませ。